くつ下について

くつ下をはくのがあんまり好きじゃなくて、あのぴったりした感じがいやなのかなと思ったけどたぶんちがう。でもよく考えたらわかった。なんかあの、くつ下はかないでくつだけはくと、足がいたくなったりするじゃないですか。あとなんか汗?とかの関係? だからくつ下をはくじゃないですか。えー。だったらくつにそのくつ下の機能をつけとけばいいじゃん。そういう気になる。太古の昔、くつとくつ下はひとつのものであったといいます。

自分は、うちではくつ下をはきません。くつをはいていないからです。はだしです。外に出るときはくつをはくのでくつ下をはきます。くつをはくときにくつ下をはかないとなんとなく気持ちが悪いからです。居酒屋とかに行きますか? 座敷の。座敷の居酒屋だとくつを脱がないといけないのでみんなくつを脱いで座敷に上がりますね。そのあと、くつ下をはいたままお酒を飲んだりします。みんなくつ下をはいてる。くつ脱いでるのに。それがなんとなくおもしろい。くつをはくときっていうのはだいたい外にいてあんまり気が緩んでいない。知らない人もいるから。地面もかたい。はだしのときはちょっと気が緩んでる。なんとなく緩んでる感じがする。それで、くつ下のときはその中間の感じ。ちょっと緩んでるけどぜんぶは緩んでない。無礼講?みたいな? それがおもしろいような気がする。無意識の感じがおもしろい。親しい人の部屋だったらくつ下を脱いであがったり。なんかそういうのいいですね。あと、猫の脚の模様がくつ下になっているとかわいい感じがします。募集中です。

そういうことを考えていたらくつ下もちょっといいかなと思ったけど、自分ははだしにサンダルのほうが好きです。夏だし。