ファッキンシルクスクリーン

おれパパさん(id:kowagari:20050219:1108778110)を読んで頭の片隅の暗い記憶がフラッシュバックしてしまったので書きますけど、自分はシルクスクリーン系絵画(?)全般が嫌いなわけです。それはなぜかというと、新宿南口でキャッチセールスに遭ったから。

最初はいい人そうなんですよ。ちょっと見てもらうだけですぐ終わるからなんて言われてビルの画廊みたいなところに連れて行かれる。で、画廊を一周したらアンケートを書いてちょっとお茶でもみたいな感じで部屋のすみっこ入り口から見えないところに座らされてどの絵がよかった?とか訊かれます。そしてなぜかシルクスクリーンの作り方を延々と聞かされる(図解で)。たぶん長い間話すことによって親近感を抱かせる作戦。もうこの時点で帰りたいけどちょっと言い出しにくいと思った。それで急に月に幾らまでなら払えるかっていう話になる。好きな有名人は?みたいなノリで。で3万円くらいなら払えるんじゃないの?と。3万払えるんなら5万払えるでしょ?と。このときすでに自分は怒っていたのですけど、面倒になって何度か買ってしまいそうになる。でもなんとか踏みとどまる。そしたら違う人(先輩っぽい)が来てフォーメーションで取り囲む。最終的にはもう買わなくていいから手間かけさせたことを謝れって言うんですよ。ワーオ!なになに詐欺だ。こうやって書くと短いけど、結局8時間近くその薄汚いビルにいて、「ファッキンシルクスクリーン(アンドマイグラデュエーション)」ってつぶやいて走って逃げました。

これで終わるとただの体験談なので自分が思う対処法を書いときますよ。まず話をしないこと。あと、学生だと言うこと。*1販売目的だと知らされず画廊に連れて行かれたらそれだけで違法。でも、そのことを中途半端に指摘しないこと。論破できる自信とか薄暗い方面のコネとかあり余る財力とかがない人はあまり関わらないほうがいいですよ。

いまでも南口にはキャッチの人がいるので苦虫を噛み潰したような顔で通り過ぎます。でもかわいいんだもんな。

*1:学生はローンが組めないので向こうが諦める。はず。