アラスカ日記9

・前回までのあらすじ
飛行機でアラスカに行きました。おじいさんと犬に会いました。8割方書いた文章が消えたのでやる気をなくしていました。


おじいさんは日に日に筋力を増していきます。歩いていたらスーパーマーケット(名前は忘れました)があったので、しばらく自由行動になりました。犬は入れなかったので外で待っていると言いました。スーパーマーケットの中にはいろいろな商品がありました。食料なども豊富に揃っているのでいいスーパーマーケットだと思いました。これからもちょくちょく利用したいと思いました。

自分がたくさんの食料を前にいろいろ思案していると、1匹の豹が現れました。豹はすばやく品物を取ってかごに入れています。洗練された獣の動きです。しかし、よく見るとそれは豹の服を着た女の人でした。その人の服には、正面に豹の顔がプリントされていました。豹の顔は大きく、そして獰猛でした。豹はその後もすばやい動きで商品をかごに入れていました。自分が豹をにらむと豹もにらみ返してきました。すると、自分の脇から黒い塊が躍り出ました。それは6匹の豹でした。6匹の豹は1匹の豹が取ろうとしていたタイムサービスの鶏肉を奪い取りました。よく見るとそれは豹の服を着た女の人でした。その人の服には、正面と背中と両腕と両足に豹の顔がプリントされていました。1匹のほうの豹は明らかに怯えていましたが、まだ食い下がります。うなり声を出しながらじりじりと6匹の豹ににじり寄っていきました。突然、ギャワーンと叫んで1匹の豹が逃げていきました。不思議に思って自分も近くに行ってみると、6匹の豹の女の人が持っているハンドバッグにはさらに2匹の豹がプリントされていました。8匹の豹は悠然と鶏肉をかごに入れると音を立てない歩き方でレジに向かっていきました。背中の豹が舌なめずりをしていました。