日記を書くようになったきっかけ

犬になって考えたらやっぱそろそろ日記を書いたりしたほうがいいんじゃん?ということになった。日記を書くのは楽しいし。楽しいっていうのとはちょっと違うけど。自分はなんで日記を書き始めたんだったっけ。そう、確かあれは…



俺はスラムで生まれた。親の顔など覚えちゃいない。ゴミ溜めのような街でゴミのように育った。来る日も来る日もスラムスラム。そんな街で生き残るために、俺はいつしか躊躇わず拳を振るうようになった。振るって振るって振るいまくった。振るわれた相手がどうなろうと知ったこっちゃない。そこでは一度の負けも許されなかった。何故なら負けることは即ち死を意味していたからだ。俺は強かった。誰よりも何よりも強かった。例え相手が銃を持っていようと関係なかった。俺は常に生き残った。生き残ったという事実が俺を更に強くした。俺は暴力を求めた。

ある日、俺がいつものように拳を振るっていると、後ろから声を掛ける者があった。男の名はミゲール。ミゲールは俺にこう言った。

「君は何の為に拳を振るうのだ?」

俺は理由などないと答えた。俺にあるのは身を焦がすような暴力への衝動と負けることに対する恐怖だけだ。

「ふふ、君は強い。だがこんな所で拳を振るっても大した金にならんだろう?」

何が言いたい?

「君の暴力が金になる場所がある。そして、そこでは人を殺しても罪にならない。君に殺人許可証をあげよう」



気付くとはてなで日記を書いていました。てへへ。昔は色々あったなあ。*1

*1:はじめの一歩のボクシングをblogに変えて考えるといろいろ楽しいと思った。積み重ねたものが拳に宿るとか。空間把握能力とか。