アラスカ日記1

あまりにも首が痛くなってきたのでアラスカに行ったときのことを書くことにしました。もしかしたら明日はインターネットができない体かもしれない。そんなことすら連想させます。夢の国アラスカ。それまでイメージの中にしかなかった国、アラスカ。そしてこれからもイメージの中にしかない国、アラスカ。楽しい旅の始まりです。

アラスカには飛行機に乗らないと行けないようでした。そしてなぜかみんなアメリカ行きの飛行機に乗り込んでいたので、自分もそれにならってアメリカ行きの飛行機に乗り込みました。コクピットは意外と広くて快適です。それだけは自信を持って言えます。キャビンアテンダントらしき小さいおじいさんが現れて飛行機は300km/sくらい速度が出るよと教えてくれました。内心すごく驚きましたがあまり驚くと初心者だと怪しまれるのでずっと下を向いてニヤニヤしていました。

いろいろあって無事離陸しました。ほぼ丸3年コクピットの中で過ごしましたが、その間一度も首を寝違えませんでした。先ほどコクピットが快適だと書いたのはそのためです。どうもリクライニングシートという最新式の椅子で、寝るときに少しだけ後ろに傾けられるそうです。自分は知らなかったので床で眠りました。長い時間を共に過ごし、おじいさんともすっかり仲良しになっていたので少し離陸をやらせてあげました。おじいさんが自分にわかるようにわざと指差し確認を忘れたので、自分はいつもより大きな声でダウトと言います。おじいさんはやっぱりなという顔でペロッと舌を出します。これは2人の中で流行っていた遊びで当てられたら操縦を交代します。2人とも操縦よりこの遊びのほうに熱中していました。